楽を越えて無法地帯？宅配ピザのアルバイト

アルバイトの時給ってどこも900円～1000円くらいですよね。

ですが、仕事内容が時給に見合っているか見合っていないか

は職場によって、大きく異なります。

私の職場は時給に対してとっても仕事内容が楽だったと思います。

仕事内容も楽でしたが、

それだけではありませんでした。

そんな私のアルバイト先について書いていこうと思います。

人生初のアルバイト

生まれて初めてのアルバイトです。 

自分の力でお金を得ることができることに

大きな期待を抱いていました。

選んだバイト先は「宅配ピザ」

バイクの運転が好きという

よくありふれた単純な理由で選びました。

面接を終え、

採用とのことだったので

さっそく出勤しました。

初出勤です！

バイト先についたところ

誰もいません

あれ？みなさんはどこでしょう？？

そこで休憩室を覗いたところ

いました店長！

店長は

寝ていました！

さすがお店の長

大物だぁ～～！！

他のアルバイトの人は

スマホをいじっていました。

そう、ここは

とってもフリーダムな職場だったのです。

奇抜な髪形の人もいたり（本当はNG）

ネイルをしている人がいたり（本当はNG)

アルバイトの人からしたら天国のような場所でした。

人生初バイトの私は

とにかく迷惑をかけたくないと思ったので

仕事に熱心に取り組みました！

洗い物はこうやってやるんだよ

はい！

電話はこうやって出るんだよ

はい！

 

じゃあ、サボろうか

はい！・・・・・えっ？

店内は散らかった状態でしたが

最低限の仕事をした後は

みんなでサボっていました。

こんなにサボっていていいのだろうか。

まだ、やることあるのに・・・

私は罪悪感を感じていました。

バイト先に慣れていった私

そんなこんなで

三か月ほど時が経ち

仕事も少しづつできるようになりました。

そしてついにできました。

後輩が！！

この三か月で覚えた仕事を

丁寧に丁寧に教えました。

先輩風吹かせたかったんです・・・

洗い物はね、こうやってやるんだよ～

電話はね、こうやってでるんだよ～

じゃあ、ひと段落したから

サボろっか！！

・・・あれ？

バイトを始めたころはサボることに抵抗を感じていた私ですが、

抵抗を感じないどころか

新しく入ってきた後輩にサボることを提案するようになってしまっていました。

朱に交われば赤くなる

とはよく言ったものです。

私も真っ赤に染まりました。

そして、

サボることを覚えるとサボり始めるラインがどんどん低くなっていきました。

これまでは片づけが終わったら、サボっていたのに

片づけもせずにサボるようになりました。

ついには、注文が入ってもすぐに作らなくなったり、面倒な注文は断ったり、

どんどんとお店の環境は悪化していきました。

アルバイトを掛け持ちしていた私は、もう一つのアルバイト先がちゃんとしていた事もあり、

このままではまずいと思いました。

お店がこうなってしまったのには私にも原因があると罪悪感もありました。

それから私は

店先に立ち、仕事がないときも店内の掃除をするなどして、サボることをやめました。

「どうして仕事してるんですか？」

「サボりましょうよー」

他のアルバイトの人たちが話しかけてきました。

その後も真面目に働きましたが、

私にはお店の環境を変えることができませんでした。

そして、

一人だけ真面目に働いていることがアホらしくなってしまい、

私はアルバイトをやめてしまいました。

その後アルバイト先がどうなっているのか分かりませんが、

元気に営業していればいいなぁと思います。

おしまい